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プログラミング教育とは

2019/09/05 [Thu] WEB 教育

以前にチラッと触れたのですが、来年2020年から施行される「新学習指導要領」の中の「プログラミング教育」について書きたいと思います。

我が家の長男も早いもので来年には小学校に入学します。
そして正に「新学習指導要領」が施行されるその年の新一年生となるわけです。

「プログラミング」という教科が増えるわけではない

プログラミング教育と聞いて最初は「C言語でも学ぶのだろうか?」と期待したりしたのですが、そうではありません。

  • 既存教科の中で「プログラミング的思考」=「論理的思考」を身に付けるための指導を盛り込む
  • 既存教科の中で「プログラミング」を体験する機会を設ける(かもしれないけど、多分すぐには無理!)

このように書いてもピンと来ない人が多いのではないかと思います。つまり、

  • 教科は今まで通り何も変わらないけど、何とか論理的に教えてね!
  • 算数や理科でプログラミングを導入できそうな分野があれば体験させてね!(学校にパソコンがあれば!)

と、割と投げっぱなしなことをお上は仰っているわけで、多くの学校はイマイチ内容が理解できておらず、対策もできていないのではないか、と予想します。

プログラミングを習う?

プログラミング教育が導入されると聞いて、早速プログラミング教室やロボット教室に子供を通わせ始めた、という声も見聞きします。

私も当初は前述のように授業でプログラミングをすると勘違いしていたので、昨年のクリスマスに長男にアフレルの「レゴ® WeDo 2.0 for home」をプレゼントしました。
というか、単に自分が欲しかったというのもあるのですが…

Screenshot of ev-3.net

レゴ® WeDo 2.0 for home by アフレル | 小学生のプログラミング家庭 …https://ev-3.net/wedo2/型番:WEDO2-NFH. 27,700円(税込 … さらに、アフレルデビューセットにはオリジナルの組み立てモデルが3種類入っています。

この教材については、また後日詳しく書きたいと思います。
当時5歳の長男でも十分理解できる内容で、とても良い教材だと感じました。ただ、

  • 付きっきりで見ておく必要がある
    ※iPadでの使用が推奨されていますが、マウスやキーボードの扱いに慣れさせるため私は敢えてパソコンを使わせることにしたため、余計に目が離せません。
  • プログラミング力より、ロボット工学的な知識や応用力が問われる場面が多い
  • テキストの解説は割とざっくりしているので、保護者が噛み砕いて教える必要がある
    ※テキストに従ってプログラムを組めば動かすことは可能だが根本的理解には繋がらない

といった課題があり、最近はクローゼットに仕舞い込んだままです。いずれまた再開するとは思いますが。

これは恐らく教室に通っても同じことで、ただ何となく課題をこなしているだけでは「プログラミング的思考」は身に付かないのではないか、と感じました。
つまり結論を言えば、

プログラミングを習わせた方が良いのか?

という疑問に関して言えば、普通の習い事と同じく
「本人がやりたがっているならやらせたら良い」
「楽しんでいるなら続けたせたら良い」

ということに尽きるのではないかと思います。

あとは各ご家庭の「習い事」というものに対しての考え方次第でしょう。

どう対策すべきか?

「プログラミング的思考」を身に付けるため、どう対策すれば良いのか?
これはZ会の一連の記事が大変参考になります。

Screenshot of www.zkai.co.jp

プログラミング | Z会 | 日々の学習から受験・資格まで、本物の学力を養成する教育サービスを提供。https://www.zkai.co.jp/sp/home/z-asteria/ms/programming/programmingtop.htmlZ会はブロックで有名なレゴ社と提携し、「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」をリリースしています。プログラミング講座の担当者が、レゴ本社のあるデンマークで …

Z会のプログラミング(&プログラミング的思考)への取り組みに興味を持って、今年4月から長男にZ会幼児コースの通信講座を受講させているのですが、なるほどな、と感じることが多いです。

問題をただ解くだけでなく、日常の中で「気付き」を得るための課題があったり、ひとつの問題に複数の視点から取り組んだり、どうすれば効率的に答えに辿り着くことができるか?という力が自然と身に付いていくよう考慮されていると感じます。

普段から論理的に考えさせる

これは私自身が子供の頃に父からよくされていたことで、無意識のうちに我が子にも同じことをしているのに気付いて苦笑しました。

子供はある年頃になると
何で?どうして?
と、何でもかんでも尋ねてくるようになります。
これを曖昧にあしらわずきっちりと答えるというのがまず基本。

そして更に
「じゃあ◯◯は何で◯◯だと思う?」
とプラスアルファの質問を与えます。
Z会の保護者用の情報誌にも、こういった問いかけの方法が記載されていたりします。

小さい頃からこうやって考える癖を付けておくと、自然と自ら一つの疑問から更なる疑問を広げて考えていく習慣が身につくようです。

ただ、これが通用するのは恐らく小学校低学年まで。
私自身、お年頃になってくると父が何かと理屈を問うてくるのが鬱陶しくなり、適当にあしらっていました。
反抗期の頃の親子関係の状況にもよるとは思いますが。

ともかく「プログラミング教育」というものに関しては全く未知でしかなく、入学してみないと分かりませんが、現時点での私個人の考えとして、

プログラミング教育のための特別な対策は不要

と思っております。

長男にZ会の通信講座を受講させていると書きましたが、これは単に私自身が学生の頃、Z会の宣伝用教材を見て異様なレベルの高さに驚愕した記憶があって、未だに憧れとコンプレックスのようなものが残っていたからだと思います。

子供が成長して、Z会のレベルにさっぱり付いていけなくなったらアッサリ辞めさせるつもりです。
※別にZ会の宣伝記事ではないのですが、Z会は辞めるのも簡単で後腐れがないのも魅力らしいです。

学校での成績が良くても悪くても、普段から物事をよく観察し、多角的に考える能力を身に付けておけば、将来絶対に役立つ。
それがつまり「プログラミング的思考」なのだと思います。

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